小豆島漂流記

2005年12月18日
12/17息子と二人で朝4時半に起きて小豆島の岡崎造船にヨットを
取りに行きました
7時30分に土庄港に着き8時に岡崎造船に到着しました
トラックからヨットに荷物を積み終えたころから風と波が強くなりましたが、9時前に出航しました
港を出ると風と波がすごくてヨットの小さいエンジンではなかなか進みません
1.5から2メートルの波でヨットがピッチングしてペラが空転を繰り返します
30分ほど沖に出たところでエンジンが止まりました、波が高くて
立ってエンジンをかけることもエンジン停止の原因を調べることもできません
このまま流されると島にぶつかると思い、船を沖に出すよう心がけました
風が強すぎてセールも展開できない状態でした
機走で帰る予定で大き目の25馬力のエンジンに積み替えていたため、リコイルスターターが重くて静かな海面でないとエンジンをかけれません
幸い、出航した港に近かったのと強風でベアーポールのままでも
推進力が発生して前に進んでいます
風は北西10メートル以上、波は1.5M〜2Mアビームの風で牛窓方向に進んでいます
携帯電話で岡崎造船にレスキュー要請をして、船をできるだけ沖
に出すようヘルムを取りました
少しずつ牛窓方向へ進んでいると、20分くらいして岡崎造船からモーターボートがやって来ました
私は舵のテイラーを持っているのがやっとで手を離すと波でヒールしたヨットから振り落とされそうになります
レスキューボートが投げてくれたロープを息子にとらせ、ヨットのバウクリートに結ぶことができました
息子はライフジャッケットを着けていましたが揺れるヨットのデッキで立派にクルーの役目を果たしました
1歳の頃からフィッシングボートに乗せてよく釣りやクルージング、海水浴など行きましたが、今回ほど感謝したことはありません.まだ15歳ですが立派な海の男です
波と強風の中、出航した船長の私の全責任です
判断の甘さが原因でした、出航を中止していればレスキュー要請をすることもありませんでいた
無事に大部港まで曳航してもらい漁船の隣に舫わせていただきました、天候が回復したら又来週の3連休にでも引き取りに行く予定です
今回、大変お世話になった岡崎造船のスタッフの皆様と地元の漁船の皆様ありがとうございました

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